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横隔膜と寝具の意外な関係

@toratani_kokyu

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呼吸の主役、“横隔膜”が動かなくなる?

呼吸の主役は肺だと思っていませんか?
実は、肺そのものには筋肉がありません。肺が膨らんだりしぼんだりするのは、周囲の筋肉が動かしているからです。

その中でも特に重要なのが、「横隔膜(おうかくまく)」という筋肉です。

横隔膜は胸とお腹を隔てているドーム状の膜状筋で、呼吸のたびに上下に動きます。
これが肺の容積を変え、空気を取り込んでいるのです。

しかし、寝ている間、この横隔膜がうまく動かなくなることがあるのです。
原因は、意外にも「寝具の構造」にあります。

寝具の体圧が“動きを止めている”

寝ているとき、背中や腰には体重の圧力(=体圧)がかかります。
特に仰向け姿勢では、背骨・胸郭・仙骨に圧力が集中します。

このとき、寝具が硬すぎたり柔らかすぎたり、構造が合っていなかったりすると

・胸郭(胸の骨格)が開かなくなる
・肋骨や腹部が沈んでしまう
・呼吸補助筋が圧迫されて動かなくなる
・結果、横隔膜の上下運動が妨げられる

という“構造的な呼吸障害”が起きてしまうのです。

動かせば深くなる、深くなれば眠れる

横隔膜の動きがスムーズになれば、呼吸が深くなり、副交感神経が優位になります。
これは、睡眠ホルモンの分泌や、成長ホルモンの活性、免疫系の安定にもつながります。

つまり、

横隔膜の自由な動きは、質の高い眠りのカギなのです。

だから、私は“呼吸する寝具”をつくった

私はこの事実に気づいたとき、「寝具は体を支えるものではなく、“呼吸を支えるもの”であるべきだ」と確信しました。

そこから、横隔膜や胸郭の動きを邪魔しない体圧設計を追求し、
5年かけて独自の「呼吸促進構造」を完成させました。

現在、特許5件を取得し、「トラタニ好循環寝具」として製品化しています。

寝具は、“呼吸の道具”でもある

あなたが使っている寝具は、あなたの呼吸を妨げていませんか?

寝具はただ寝るための道具ではありません。
呼吸の質を左右する、構造設計された“医療に近い道具”なのです。